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涼しさをアクアリウムに演出す

小山正見

いよいよ暑くなってきた。今回も、俳句に関係なしに、校内宿泊の続きのレポートだ。20数年前の話だがこうやって書くとつい昨日のようだ。

台風がすぎてよかった。
昼は暑かった。
子どもの参加人数は、150名近い。
校庭がテントで埋まった。
それでも、この人数で収まったのは、4年生以上と制限したから。
低学年は、食事と夜の映画会に保護者と一緒に参加を認めた。
夕食は、定番のカレーライスだが、大騒ぎ。
飯ごう炊飯のかまどづくりに思ったより時間がかかる。
結局、食事の予定時刻は、1時間近く遅くなってしまったが・・・
それでも、いいねえ。子ども達の顔が!

夜、私用があって抜けた。
生活指導主任と副校長が、子ども達が寝る10時までつきあった。
他の教員も5~6名も子ども達と一緒に夕食を食べた。
戻ってきたのは、0時過ぎだった。
テントの中は、すでにひっそりしている。
風が通るようになっているので、それほど寝ぐるしくはないだろう。
10名くらいのお父さんが寝ずの番をしている。
普段のPTA活動で顔を見ない人もいる。
「いろいろやりたいけれど、平日は参加できない。こういう企画なら・・・」
「家族で、毎年キャンプに行っていて、慣れている」というお父さんもいた。
教員よりもずっとこういう面ではしっかりしている。
「学校に迷惑をかけない。自分たちでやる」
とPTAの姿勢がしっかりしたと感じる。
この面でもよかった。
学校の事、子ども達の事、地域の事、皆で語り合っていたら、夜の三時近くなった。
仮眠をとる。
五時になって、空が明るくなり始めたら、もう子ども達が起きてきた。
お母さん方が作ったみそ汁と防災用のアルファ米が朝食。
手伝いに来てくれた方は、全部で40名近くになった。

子ども達にとっては、とてもよい体験であり、よい行事だった。
PTAがこの行事を通じて、自立したと感じた。

結論として言えば、「やってよかった。」