こじ開けて草の芽出る日向かな
こじ開けて草の芽出る日向かな 昨日、「大花野の会」を我が家、感泣亭で行った。認知症を発症した妻との生活を綴った句集『大花野』を発行してから2年。多くの方々が読んでくださり、また広げてくださった。会では、一人一人が『大花野...
こじ開けて草の芽出る日向かな 昨日、「大花野の会」を我が家、感泣亭で行った。認知症を発症した妻との生活を綴った句集『大花野』を発行してから2年。多くの方々が読んでくださり、また広げてくださった。会では、一人一人が『大花野...
猫の恋かれてしまつた木の根元 忸怩たる思いだ。何で枯れてしまったのか、否枯らしてしまったのか 我が家は緑の多いうちだった。煉瓦塀には、アイビーが繁茂している。庭では紫陽花が花をつける。ローズマリーやラベンダーの鉢がいくつ...
木蓮の淡き毛深き芽立ちかな この木蓮は、妻がお世話になっているグループホームの近くにある。面会に行くたびにこの木蓮の前を通る。 認知症を患っている妻をホームに入れてから二年半に近い。(詳しくは、句集『大花野』朔出版刊参照...
注文はスマートフォンや春の昼 偶然入った何の変哲もない定食屋である。肉から魚まで何でもありそうなので、食べるものも決めずに入った。 すると、メニュー表に「注文はスマートフォンで」と書いてある。QRコードが表紙に大きく貼っ...
雨傘の春の模様となりにけり 数日良い天気が続いたが、今日は雨。ブレーメン通りに出ると傘の波だ。 一時、傘と言えば皆ビニール傘だったが、少し様子が変わっている。優しい色調のカラフルな傘が結構多い。いかにも春の様相だ。 昔、...
春光を集めて海の観覧車 俳句フォトでは、気になった場所(もの)の写真を撮り、それを元にして俳句を詠むのが普通であり、推奨する方法である。 しかし、この作品は俳句が先にできた珍しい例である。 かつてお台場にヴィーナスフォー...
遂に出たいちご大福専門店 角を曲がったら「いちご大福」の派手な幟が目に入った。遂にいちご大福の専門店ができたのかと思った。ここは、7Daysという一週間毎の貸店舗である。あり得る話だ。近づいてよく見たら残念ながらいちご大...