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鬱蒼と何かの潜む五月闇

小山正見

第三回目の俳句フォトのイベント「新緑を俳句フォト」が行なわれた。
一回目は、昨年の十月。「ブレーメンを俳句フォト」。二回目は、「俳句フォトdeお花見」であった。この二回のイベントがとても評判が良く、この経験を元にして、「俳句フォトの会」がこの四月に結成され、テストイベントの三回目が今回である。
この三回の経験を元にして、本格的に俳句フォトの会に今後取り組んでいく予定である。
俳句フォトは、写真を撮ることによって、俳句へのハードルを劇的に下げることができること、また俳句をつけることによって、写真の作品としての価値を上げることが出来る。
今日も俳句は初めてという参加者が何人もいらっしゃったが、どの方も素敵な作品を作りあげた。
この日のフィールドは、日吉公園。井田山である。私がこどもの頃の遊び場である。
当時は、細い鬱蒼とした山道をこわごわ頂上まで登ったものだ。頂上の向こう側は、がけになっていて「冒険」に行く絶好の遊び場だった。ふもとの矢上川のほとりには、見事な桜並木があった。台風で洪水が起こったことから並木は切られ、現在はコンクリートでガチガチに固められた川になってしまっている。
日吉公園は、昔は梅の畑だった場所だ。今は緑豊かな公園になっている。コンクリートで囲まれた矢上川でも、鴨のこどもたちが戯れていた。
次の俳句フォトの会は、六月十五日(土)に「元住吉を俳句フォト」の集いを行なう予定である。