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近寄れば白木蓮の命かな

小山正見

いつもの白木蓮だが満開だった。「命がたぎる」かのようだ。
通るたびに、白木蓮を立ち止まって見る。数週間前には硬い蕾だった。1週間ほど前に花びらが僅かに開き始めた。そして、今日のこの勢い!
命に元気をもらったような気分になった。
植物と花は大昔から一体のものだと思っていたが、違うらしい。花は、植物の発明品なのだという。
地球上、最初の花は今から約1億2500万年前のジュラ紀と呼ばれる時代に生まれたと言われる。思いの外新しい。昆虫に蜜を提供する代わりに、花粉を運んでもらう、その目印が花である。
それは自力ではなくて、他力で生きるという考え方だ。種の生存を他に預ける。実に大胆である。これは、生きるための思想の根本的な変化とも言えるのではないか。
ダーウィンは種の進化は生存競争の結果だと言った。しかし、最近は生物がお互いに助け合いながら進化して来たとする共生進化論が有力になっているようだ。
助け合いを象徴するのが花かもしれない。
春先は菜の花のような黄色い花が多い。最近は白が目立つ。雪柳も真っ白い花をつけ始めた。おおいぬのふぐりのように青や紫の花も見かける。実にカラフルである。
これにも訳があるらしい。
ソメイヨシノの開花は21日と予想されているが、果たしてどうであろうか?