【大好評】「咲満ちて小山正見の俳句フォト カルタ」販売中!

趣を凝らし歌留多の揃ひ踏み

小山正見

左がこの度京都の大石天狗堂から発売された「新感覚花札 花とりどり」である。
宣伝文句には、「最古のかるた店が提案する新しい花札のカタチ。現代に合わせた季節の花を美しく札に再現しました。」とある。
大石天狗堂の創業は1800年というから今から200年以上前、江戸時代である。創業者は大石蔵之介、えっと思ったが、忠臣蔵の大石とは別人(笑)である。
明治の終わりには日本で初めての活字印刷の百人一首を売り出している。麻雀牌を日本で初めて作ったのも大石天狗堂だ。
カルタ「花とりどり」の特徴は、①現代になじみのある花で花札の新解釈。紫陽花、向日葵、百合、カーネーションも入っている。
②プレイしやすさへのこだわり。札に点数が記されていてわかりやすい。また、付属の役カードで確認ができるなどの工夫がある。
実は、このカルタは、ぼくの尊敬するアイデアマラソンの樋口健夫さんの考案なのだ。確かに箱にアイデアマラソン研究所との記載があった。
このエッセイも樋口さんのエッセイに触発されて書き始めたものだが、樋口さんの五十万をゆうに超えるアイデアの中には、こんなものもあるのかとびっくりする。
右のカルタは、ご存知「花満ちて小山正見の俳句フォト カルタ」である。このカルタは、ポケモンの産みの親で「MOTHER2」を世に送り出したゲーム界のレジェンド大山功一氏が小山の俳句フォト作品を取り上げ、カルタに仕立てたものだ。
普通カルタには、読み手が必要で、読み手はゲームに参加できないが、読み手を順番にやることで、全員がゲームに参加できるようにしたところがアイデアである。更に、「すべて読む」から「季語」だけで取るに至るまで難易度が3段階に分かれている。俳句フォトがこのカルタをするだけで理解できることも大きい。
「花とりどり」は2200円。「俳句フォトカルタ」は1500円でそれぞれお分けすることができる。興味のある方は連絡していただけると嬉しい。