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見下ろせば紛ふことなき春の水

小山正見

深山幽谷の如しであるが、これは、都内世田谷区である。
等々力渓谷。都内にこんな場所があるとは、驚きである。
天気に誘われて出かけた。ぼくは計画を立てるのは好きではない。何だか自分が縛られるような気がするからだ。
朝の天気と暖かさ。これが背中を押した。東横線で自由が丘まで出て、大井町線に乗り換えた。
等々力の駅を降りると、鰻屋がある。「平沢」という古民家風の店だ。
好物の鰻には目がない。しかし、最近は値段が高くご無沙汰している。
夜はともかく、ランチコースなら手が届く値段だ。今度奮発して来てみよう。
近くのゴルフ橋から渓谷に降りられるはずた。
ところが、なんたることか、ゴルフ橋の入口は封鎖されている。説明書きを読んでわかったことは、等々力渓谷全域が立ち入り禁止なっていることだ。倒木等の問題があり、その整備に今年いっぱいはかかるらしい。渓谷は橋の上から眺めるしかなかった。
渓谷の中程には満願寺等々力不動尊がある高台は見晴らしが見事だ。行に使われたという不動の滝もなかなか良い。
和式庭園では、紅白の梅が満開だった。
足を伸ばして、二子玉川まで歩いた。
川縁にある早咲きの桜には、目白や椋鳥、野生化したインコまで様々な種類の鳥が群がっていた。
ぼくは出不精だが、出かけるとそれはそれで気持ちいい。満足感もある。
遠くまで行かなくても、都内や川崎、横浜にもいいところがたくさんある。
少しでも出かけるようにしようと思った。