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花ミモザぼくは一点お洒落主義

小山正見

この帽子、ぼくは相当に気に入っている。これで、傍に黄色いミモザの花があったら、春爛漫だ。
俳句では普通「ぼくは」とは言わない。何も書かなければ「ぼくは」に決まっているからだ。この「ぼくは」は人に勧めるつもりはないという意味の「ぼくは」である。(ホントかな?)
裏地を見せられないのは残念だ。青く輝く窯変天目のようなのだ。
この帽子を作ってもらったのは学芸大学にあるヴィリジアンと言う帽子屋さんである。
10年ほど前、学芸大学で降りた。古い鰻屋があったのを思い出したからだ。しかし、既に閉店していた。その代わりに見つけたのが、工房とショールームを兼ねた帽子屋さんだった。これがヴィリジアンである。
お洒落には興味も関心もなかったぼくが、「一つぐらいならお洒落をしてもいいか」という気に突然なった。工房の雰囲気に呑まれたのかもしれない。
いつの間にか、帽子はぼくのトレードマークになった。
人の目を引くのか、褒めてくれる人がいる。帽子がコミュニケーションツールになると知った。見知らぬ人が帽子の縁で句会のメンバーになったこともあった。
オーナーの小林さんとも懇意になり、「帽子屋で俳句」と言う前代未聞のイベントも始まった。既に五回続いている。
さらに、今計画しているのが、帽子と俳句のコラボ「大花野展 小林愛✖️小山正見の世界」(仮称)である。
4月8日(火)から13日(日)まで、感泣亭を会場に実施する予定でいる。
小林さんの帽子の世界にぜひ触れていただきたい。
お忙しい時期ではあるが、ご都合をつけておいでいただければ幸いである。

※今、ぼくはこのエッセイを三郷のドトールで書いているが、正に今、隣のご婦人から「素敵な帽子ですね」と声をかけられた。今日1日楽しくなりそうだ。