俳句フォトエッセイ2025.04.06美濃の春ぜつたい卵かけご飯小山正見大垣に着いたら「ここ」と決めていた。大垣駅の1階にある美濃味匠。おにぎりやお弁当も売っているが、店内でも食事ができる。ほうじ茶が250円するのに、コーヒーは100円という変な店だ。卵かけご飯は700円だった。昨年は確か500円だったはずだ。「高校生東西俳句決戦in大垣」の審査員を昨年から仰せつかっている。昨年は寒かった。雨が降り気温は6℃しかなかった。今日は20℃はあるだろう。正に春の陽気だ。大垣の街中を歩き、大垣城に登った。大垣城は昭和11年に国宝に指定されたが、昭和20年の空襲で全焼した。現存するものは、外観をそっくりに再建された城である。ゆっくり大垣の街を歩いた。立派な黒い瓦の家が続く。中には昭和20年代かと思われる建物もあるが、新しい洒落た建物も多い。落ち着いた街並みだ。大垣は豊かだと思ったら、昔の歓楽街らしき場所に出た。老舗らしき店は孤高を誇ってはいるが、はげ落ちた壁、朽ちかけた看板は痛々しいほどだ。絵に描いたような「衰退」がここにあった。しかし、郊外に出ると様相は一変する。巨大なイオンモールがあり、さまざまな郊外型レストラン、ビバホームにスーパー銭湯まであった。「そうか、人の流れが変わったということなのか。」妙に納得した。折角だからゆっくり湯に浸かって明日に備えることにしよう。
大垣に着いたら「ここ」と決めていた。
大垣駅の1階にある美濃味匠。おにぎりやお弁当も売っているが、店内でも食事ができる。
ほうじ茶が250円するのに、コーヒーは100円という変な店だ。
卵かけご飯は700円だった。昨年は確か500円だったはずだ。
「高校生東西俳句決戦in大垣」の審査員を昨年から仰せつかっている。
昨年は寒かった。雨が降り気温は6℃しかなかった。今日は20℃はあるだろう。正に春の陽気だ。
大垣の街中を歩き、大垣城に登った。大垣城は昭和11年に国宝に指定されたが、昭和20年の空襲で全焼した。現存するものは、外観をそっくりに再建された城である。
ゆっくり大垣の街を歩いた。立派な黒い瓦の家が続く。中には昭和20年代かと思われる建物もあるが、新しい洒落た建物も多い。落ち着いた街並みだ。大垣は豊かだと思ったら、昔の歓楽街らしき場所に出た。老舗らしき店は孤高を誇ってはいるが、はげ落ちた壁、朽ちかけた看板は痛々しいほどだ。絵に描いたような「衰退」がここにあった。
しかし、郊外に出ると様相は一変する。巨大なイオンモールがあり、さまざまな郊外型レストラン、ビバホームにスーパー銭湯まであった。「そうか、人の流れが変わったということなのか。」妙に納得した。
折角だからゆっくり湯に浸かって明日に備えることにしよう。