俳句フォトエッセイ2025.03.17縞馬の縞の動かぬ春日向小山正見 写真のシマウマは、正式には「ハートマンヤマシマウマ」と言い、ロバの仲間だそうだ。このシマウマのいる場所は、夢見ケ崎動物公園。川崎市唯一の動物園だ。年中無休。しかも入園料は無料というから驚く。 幸区の加瀬山の山頂にある。最寄りの駅はJRの新川崎か鹿島田。川崎駅からバスに乗り、夢見ケ崎動物公園前のバス停で降りてもいい。 日曜日や休日、園内は親子連れでにぎわう。ライオンや虎のような猛獣、象・キリンなどの大型動物はいないが、人気のレッサーパンダやペンギンなど51種282点の動物が飼育されている。親しみやすい動物が多く、子どもが動物と触れるには絶好の動物園と言えるだろう。 春の日差しに誘われて、園内を巡った。フラミンゴがくちばしをしきりに動かしながら餌をあさっている。羽の紅色は見事だ。解説を見て、この紅色は餌の色素によると知った。野生のヤギの中では最大の体格を持つマーコールが、山の斜面に寝転がっている。実に気持ちよさそうだ。そして、シマウマはぴくりとも動かない-。 動物の多くは餌を食べているか寝ているかどちらかだ。彼らにとっては、生きることそのものが目的なのかもしれない。 その中で激しく動いているのは猿の仲間だ。体が黄色くてきれいなボリビアリスザルは、おりの中を四方八方に飛び回っている。この落ち着かない動物の先に人間はいるのだろう。そして文明をつくったかと思うと複雑な気持ちになる。 3月23日の日曜日には「春の動物園まつり」が開催される。動物クイズラリーやマーコールの餌やり体験、ポニーの乗馬など多彩なイベントが行われる。足を延ばしてみてはいかがだろう。小山正見のかわさき俳句フォト東京新聞川崎版 3月16日(日)付https://www.tokyo-np.co.jp/article/392074
写真のシマウマは、正式には「ハートマンヤマシマウマ」と言い、ロバの仲間だそうだ。このシマウマのいる場所は、夢見ケ崎動物公園。川崎市唯一の動物園だ。年中無休。しかも入園料は無料というから驚く。
幸区の加瀬山の山頂にある。最寄りの駅はJRの新川崎か鹿島田。川崎駅からバスに乗り、夢見ケ崎動物公園前のバス停で降りてもいい。
日曜日や休日、園内は親子連れでにぎわう。ライオンや虎のような猛獣、象・キリンなどの大型動物はいないが、人気のレッサーパンダやペンギンなど51種282点の動物が飼育されている。親しみやすい動物が多く、子どもが動物と触れるには絶好の動物園と言えるだろう。
春の日差しに誘われて、園内を巡った。フラミンゴがくちばしをしきりに動かしながら餌をあさっている。羽の紅色は見事だ。解説を見て、この紅色は餌の色素によると知った。野生のヤギの中では最大の体格を持つマーコールが、山の斜面に寝転がっている。実に気持ちよさそうだ。そして、シマウマはぴくりとも動かない-。
動物の多くは餌を食べているか寝ているかどちらかだ。彼らにとっては、生きることそのものが目的なのかもしれない。
その中で激しく動いているのは猿の仲間だ。体が黄色くてきれいなボリビアリスザルは、おりの中を四方八方に飛び回っている。この落ち着かない動物の先に人間はいるのだろう。そして文明をつくったかと思うと複雑な気持ちになる。
3月23日の日曜日には「春の動物園まつり」が開催される。動物クイズラリーやマーコールの餌やり体験、ポニーの乗馬など多彩なイベントが行われる。足を延ばしてみてはいかがだろう。
小山正見のかわさき俳句フォト
東京新聞川崎版 3月16日(日)付
https://www.tokyo-np.co.jp/article/392074