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秋の空神明宮の大銀杏

小山正見

大きいとは思っていたが、こんなに大きかったのか。改めて、その大きさにびっくりした。
今年は6年ぶりの深川神明宮の大祭であった。
町全体が祭に沸くのだ。俗に水掛け祭と言われる。神輿にこぞって水を掛ける。この暑さだから気持ちがいいのだが、その水掛けも半端でない。ホースどころか、トラックの上から、果ては消防団のホースが登場する。
最後は清澄通りに各町会の神輿が勢揃いして、一万人の大手締めで幕となる。
ぼくも、八名川小学校在任中、各町の半纏を借りて、神輿を担いだ。
あの独特な気分は忘れられない。
その神明宮で、今日は深川芭蕉小中学生俳句大会の第一次選考会があった。
今年も三万近い応募句がある。
この俳句大会にはすでに20年以上の歴史がある。僕はこの大会の3回目から運営に参加しているが、それが安定したのは神明宮と宮司さんが中心に座ってからだ。
俳句大会を運営するには、強固な意思はもちろんだが、そうとうの運営資金と協力するメンバーの確保が欠かせない。
宮司さんは神明宮の力を最大限に発揮して、その道筋をつけてくれた。
昨年は20年の記念冊子まで発行し、江東区の全ての学校のすべての子どもたちに配布するということまでしてくださった。江東区の俳句事業の一端は神明宮に支えられていると言っても過言ではない。
神明宮の銀杏は想像するよりずっと太く大きい。