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煌々と立冬の夜の車輌基地

小山正見

夜のウォーキング8日目。
「これをしよう」と一つネジが締まると、生活の他の部分にもよい影響がある。歩く時にはいつも早歩きを心がけるとか、食事にも「気をつけよう」という気持ちが及ぶようになる。合格点には程遠いが、良い兆候である。
かつて江東区教育委員会に勤めていた時のことだ。教育委員会は役所の6階にあったが、エレベーターを使わず、必ず階段を登った。大したことではないが、それでも「登るぞ」と小さな覚悟がいった。階段を登ることが仕事へのスイッチになった。同じように駅でもできるだけエスカレーターを使わず階段を登るようにした。この習慣は今も続いている。
夜のウォーキングは実に良い。
同じ道を歩いても面白みがないので、別の道を行くことにした。
いつもは、元住吉の商店街を往復するのだが、この夜は元住吉の裏側に回った。
尻手黒川通りに出て(などと言ってもほとんどの人はわからないローカルな話だが 笑)天王森交差点を渡った辺りに東急線の車輌基地がある。それが今日の写真である。相当な広さだ。
東急線のガードをくぐると綱島街道にぶつかる。木月4丁目交差点である。ここは昔は焼肉交差点と呼ばれていた。交差点が4軒の焼肉屋に囲まれていたからだ。それが一軒も無くなっている。
綱島街道を武蔵小杉の方向に歩く。
釣り道具屋があった。電気がついている。まだ営業中なのだ。少し行くと、今度は「海苔」の店。おや、ここで作っているらしい雰囲気だ。
調べたら、高喜商店という創業120年の海苔製造問屋であった。歴史ある由緒ある店だ。知らなかった。歩くと新しい発見がある。
そう言えば、先日中原区の職員の方が感泣亭にお見えになった。
今月11日(月)に予定されている「ご近所散歩」(元住吉編)の相談である。「案内人になってほしい」と依頼された。
午前10時に住吉神社の境内に集合。申し込みも何もないので、誰が来るか、何人来るか、その時になってみないとわからない。中原区役所も面白いことを考えるものだ。
その際に「俳句フォト」の真似事をやってほしいというのが先方の要望だ。俳句フォトは散歩との相性は良いに決まっている。楽しい会になるだろう。
矢上川から日吉公園を回り、最後は感泣亭で解散の予定だ。
興味のある人は、ぜひどうぞ(^^)