俳句フォトエッセイ2025.02.23春夕焼またこの場所に来ています小山正見散歩の続きである。「お店の人」というより、「家の人」という感じの女性に掛軸の由来を尋ねてみた。ご先祖がご商売をされていて、東郷家に出入りしていたような話をして下さった。この近くには「奥沢海軍村」というのがある。関東大震災の後、海軍省のある虎ノ門と横須賀の両方に行きやすいというので、海軍士官が住み始めたのがきっかけらしい。現在も当時の面影が残っているという。この地に東郷平八郎! ぴったりだ。ゆるい坂を下ると南国飯店がある。ここで一度小山正孝を顕彰する「感泣亭例会」を開いたことがある。現在のスペース感泣亭ができる前のことだ。南国飯店を見て、自由が丘に行くならあの場所に行かなくてはと思い出した。小山正孝が好んだ「自由が丘のヴェニス」。紅楼夢と重ね合わせ、十二の建物に十二人の女を住まわせてみたいと正孝が夢想したあの場所だ。(ぼくはそんなことは露とも考えていないことは強調しておきたい 笑)変わらない景色の中て一時を過ごす。ここができてもう三十年以上だろう。赤いカバーを掛けたゴンドラが昔と同じように浮かんでいた。駅の南口のメルサの二階に本屋が開店していた。ブックファーストだ。入り口の一番いい場所に置かれているのはコミックだった。「普通の本」はその奥にある。びっくりした。昔はコミックは一番奥のひっそりした場所にあった。地位が逆転しているのだ。時代は動いている。好みの作家の単行本を一冊買い求めて外に出た。この日はさらにびっくりする出来事があった。買った本を読もうと入ったカフェでSさんご夫妻に偶然にも遭遇したのだ。Sさんとは山崎剛太郎さんを介して知り合った。山崎さんを偲ぶ会を一緒に企画運営した仲だ。奥さんは若々してく美しく実に素敵な方だ。多摩川にある区営のスボーツジムのことを教えて下さった。Sさんは文筆業。大変な筆力の持ち主で昨年からエッセイを毎日二、三通の割合で送って下さっている。。アイデアマラソンの樋口さんの毎日エッセイとSさんのエッセイに刺激されて生まれたのがぼくの俳句フォトエッセイである。だから、この日は恩人と会ったことになる。実にいい一日。楽しい遭遇があった一日だった。
散歩の続きである。
「お店の人」というより、「家の人」という感じの女性に掛軸の由来を尋ねてみた。
ご先祖がご商売をされていて、東郷家に出入りしていたような話をして下さった。
この近くには「奥沢海軍村」というのがある。関東大震災の後、海軍省のある虎ノ門と横須賀の両方に行きやすいというので、海軍士官が住み始めたのがきっかけらしい。現在も当時の面影が残っているという。この地に東郷平八郎! ぴったりだ。
ゆるい坂を下ると南国飯店がある。ここで一度小山正孝を顕彰する「感泣亭例会」を開いたことがある。現在のスペース感泣亭ができる前のことだ。
南国飯店を見て、自由が丘に行くならあの場所に行かなくてはと思い出した。
小山正孝が好んだ「自由が丘のヴェニス」。紅楼夢と重ね合わせ、十二の建物に十二人の女を住まわせてみたいと正孝が夢想したあの場所だ。(ぼくはそんなことは露とも考えていないことは強調しておきたい 笑)
変わらない景色の中て一時を過ごす。ここができてもう三十年以上だろう。赤いカバーを掛けたゴンドラが昔と同じように浮かんでいた。
駅の南口のメルサの二階に本屋が開店していた。ブックファーストだ。入り口の一番いい場所に置かれているのはコミックだった。「普通の本」はその奥にある。びっくりした。昔はコミックは一番奥のひっそりした場所にあった。地位が逆転しているのだ。時代は動いている。
好みの作家の単行本を一冊買い求めて外に出た。
この日はさらにびっくりする出来事があった。買った本を読もうと入ったカフェでSさんご夫妻に偶然にも遭遇したのだ。Sさんとは山崎剛太郎さんを介して知り合った。山崎さんを偲ぶ会を一緒に企画運営した仲だ。奥さんは若々してく美しく実に素敵な方だ。多摩川にある区営のスボーツジムのことを教えて下さった。
Sさんは文筆業。大変な筆力の持ち主で昨年からエッセイを毎日二、三通の割合で送って下さっている。。
アイデアマラソンの樋口さんの毎日エッセイとSさんのエッセイに刺激されて生まれたのがぼくの俳句フォトエッセイである。だから、この日は恩人と会ったことになる。
実にいい一日。楽しい遭遇があった一日だった。