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手を入れて又手を入れて葡萄棚

小山正見

会津美里町での俳句フォトの集いは大成功だった。
あやめ祭会場では、教育委員会の指導主事のA先生や観光協会のBさんも参加され、あやめの見事さ会場で行われていた様々なイベントを対象に楽しい句が次々と生まれた。
宿舎に戻ってからは、飲みながら作品をテレビに映し出し批評しあった。
「俳句にハマりそう」
という人も出てきた。
写真を媒介にすると俳句が作りやすいし、印象にも残るということなのだろう。
技術的にも確認できたことがあった。
念の為、パソコンもタブレットも持参したが、無しでも十分に集いができることがわかった。
LINEを介在させれば、野外でもスマホ一つで写真(作品)を共有できるし、テレビに繋げば大画面でも見られる。
経験としては大きな前進だ。
解散後も次々と作品が投稿され続けている。
主催をしてくださった横山さんの会津ワイナリーは7反に及ぶ葡萄棚を管理している。
俳句フォトの集いから一夜明けて、朝6時半から11時半まで、参加者みんなで葡萄の花かすとりの作業を手伝った。
一つ一つ、全ての葡萄の房からはけで花のかすを取り除くのだ。大変な作業だ。これを怠ると病気が発生する。広がったらひとたまりもない。
蔓を絡まないように伸ばす、栄養が葡萄の実にいくように葉の数を調整するetc.
葡萄栽培は正に労働集約型の農業だと知った。
どうにか秋には葡萄棚のシャルドネの収穫が終わり、旨い葡萄酒と葡萄ジュースになることを願っている。