妻との面会の帰り、息子と近くにできたオムライスの店に入った。以前は人気の焼鳥と惣菜の店だった。歴史ある店が一瞬で姿を消した。その後にできたのがこの店だ。
オムライスとクリームソーダ。何となく、昭和の匂いがする。
メニューはオムライスとドリアだけ。注文をしながら、この種の専門店の話になった。
タピオカの店は筍のようににょきにょきできたが、あっという間に見なくなった。唐揚げ屋もプームは去ったか、だいぶ生き残っている。
クレープ専門店もある。浅草でも新宿でもまだまだ人気だ。
鮨屋、蕎麦屋、鰻屋、とんかつ屋、焼肉屋、うどん屋、カレー屋etc
考えると色々あるものだ。
牛丼屋も専門店だが今ては定食屋という趣だ。
スパゲッティ屋もあるが数が少ないのは、イタリアンレストランが頑張っているからだろうという結論になった。
一番多いのは、やはりラーメン屋だろう。
昔は中華屋が多かったが、今では完全に専門店化している。ラーメン以外、餃子すら置いてない店も多い。
一食で舌もお腹も満足させるのは至難。スープ、麺、トッピングありとあらゆる方面から客を絡めとる。サッポロラーメンから始まって、九州ラーメンからつけ麺までラーメン屋の分化も進んでいる。
こんなたわいもない話をしているうちに食事は終わった。
武蔵小杉まで一緒に散歩して別れた。振り向いたら、息子が手を振っていた。