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三丁目今ジャスミンの花盛り

小山正見

「三丁目」というと、なんとなく昭和の匂いがする。映画「三丁目の夕日」の残像のせいだろう。
先日、私も所属する日本学校俳句研究会の仲間が感泣亭に来てくれた。「春のつどい」と称して「俳句フォト」の研修会をして、あとは飲み会になった。会の趣旨としては、飲み会ほ方が中心である。新島からわざわざY先生が来てくれて、とても嬉しかった。
日本学校俳句研究会は、今から十二年前の2012年に誕生した。『楽しい俳句の授業アイデア50』の出版記念会がそのまま日本学校俳句研究会の発足式になった。
https://www.gakkouhaiku.net/
毎年、学校俳句交流会を催し各地の実践を掘り起こした。池田澄子さんや長谷川櫂さん、堀本裕樹さんなど有名俳人をお呼びして、学んだ。コロナ下でもzoomで夜に交流会やメンバーの句会を続けてきた。
夏には合宿を行い、長谷川櫂さんが主宰するNPO法人「季語と歳時記の会」と共催で「きごさい全国小中学生俳句大会」を主催している。
隠岐の島や長崎、福島などに赴いて、出張俳句教室も実施している。こう列挙するとなかなかの会だ。その中心的なメンバーが俳句フォトを勉強してくれた。
メンバーの中には、おーいお茶新俳句大賞で、大賞を獲得して豪の者もいる。
流石にうまい句が続々と生まれる。
私の住んでいる木月三丁目を三十分ほど回った。
自分も住んでいるとは言え、普段は駅までの道しか通らない。子どもの頃遊んだ公園の木はどれも大木に育っていたが、昔の家は、ほぼ建て変わり昭和の匂いはほとんど消えていた。
代わりにジャスミンの強い匂いが三丁目を覆っていた。