2025年2月22日(土)、就労継続支援B型施設 Be NEXT もとすみにて、「みんなで楽しむ俳句フォト(井田編)第二回」が開催されました。
当日は冷たい風が吹く中でも、快晴で過ごしやすい気候に恵まれ、俳句初心者からベテラン、そしてBe NEXTの利用者の皆様まで、幅広い参加者が集まりました。
イベントは13時にスタート。まずは施設長の田島様より、施設の活動や本日の企画についてご挨拶をいただき、その後、小山正見による俳句フォトの基礎講座が行われました。講座では、俳句フォトの基本的な考え方や、俳句と写真を組み合わせる際のポイントについてのレクチャーがあり、参加者は熱心に耳を傾けながら学びを深めました。
その後、江川せせらぎ遊歩道周辺へ写真撮影に出かけました。ちょうど紅白の梅が咲き誇る時期で、参加者はスマートフォンやタブレットを片手に、一輪一輪の表情を丁寧に切り取っていました。木の芽吹きを感じながら、目の前の風景に心を寄せ、思い思いにシャッターを切る様子が印象的でした。撮影に夢中になる参加者の姿もあり、それぞれの感性で春の訪れを捉えた写真が集まりました。
Be NEXTに戻ってからは、撮影した写真をもとに、スマートフォンやタブレットを活用して俳句フォトづくりを楽しみました。完成した作品は合計38句にのぼり、それぞれの視点や感性が光る力作が揃いました。参加者同士で鑑賞し合い、意見を交わす時間も和やかな雰囲気の中で進みました。
投票によって選ばれた最優秀賞はKさんの俳句フォト。白い花を主題に、春の儚さと記憶のイメージを重ね合わせた作品で、やわらかな雰囲気が多くの共感を集めました。
また、小山が選出した小山賞はTさんの俳句フォト。看板と住宅街を背景に、芽吹き始めた木々を軽やかに表現し、早春の静かな空気感を巧みに捉えた点が評価されました。
参加者の皆様からは、次のような声が寄せられました。
- 「桜には早かったですが梅を見ることができ、皆で句を作り合って本当に楽しかったです。地域の宝物である感泣亭を盛り上げる一員になりたいと思います。」
- 「俳句の熟練者から初めての方まで誰もが楽しめる俳句フォトの醍醐味を感じられました。春からの定例会も楽しみにしています。」
- 「井田の自然を皆さんと楽しめて素敵な時間でした。誰でも楽しめるのが俳句フォトの魅力だと改めて思いました。」
- 「小山賞をいただけてうれしいです。初めての俳句フォトでしたが、和やかな雰囲気の中で楽しく参加できました。」
- 「今日はとても刺激を受けました。これからもこのような機会を楽しみにしています。」
また、当日はケーブルテレビイッツコムの取材が入り、イベントの模様や小山へのインタビューが収録されました。収録内容は3月4日(火)18時より「イッツコム地モトNEWS」での放送、3月12日(水)頃よりYouTubeでの配信が予定されているそうです。
今回のイベントは、令和6年度中原区市民提案型事業の最終回でした。長きにわたりご参加・ご支援いただいた皆様、そして関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
今後は、俳句フォトの定例会や吟行の企画を検討中です。写真と俳句を組み合わせることで広がる世界観を、より多くの方と共有していきたいと考えています。
ご参加いただいた皆様、そして関係者の皆様、本当にありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしております。