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ぐいぐいと頭もたぐる花菜かな

小山正見

雨がやんで、急速に気温が上がった。一雨ごとに春が来ると言うが、本当だ。一夜のうちに、菜の花の背が伸び花が生き生きとしてきた。聞こえるわけではないが、音を立てて菜の花が成長しているように感じられる。
菜の花の原産地は、地中海あるいは中近東のトルコ辺りと言われているが、弥生時代には既に日本に入ってきたようだ。
和名は「アブラナ」。その名の通り、菜種油を取るために栽培されたのだろう。
そう言えば、子どもの頃飼っていた鳩の餌に黒く小さな菜種を混ぜたことがあった。潰せば油が滲み出てきそうだった。
「菜」というのは、食べられるものという意味だから、菜の花は「食べられる花」だろうか。元住吉でぼくが一番贔屓にしている「ゆうき亭」というレストランの付け合わせの野菜が、菜の花である。
菜の花は今では観光資源にもなっている。ぼくが大学時代を過ごした千葉駅に昔からある弁当屋万葉軒の看板弁当が「菜の花弁当」だった。炒り卵と鶏のそぼろがご飯の上に敷き詰められていた。菜の花街道という名前が懐かしい。
三郷の菜の花も見事だ。江戸川の土手全てが菜の花で埋め尽くされている。ネモフィラにも負けないと評判である。
写真の菜の花は背景がぼけていて、一眼レフの望遠で撮った雰囲気だが、実はiPhoneのカメラである。
もっと色々な機能があるようだ。もう少し使いこなしたいものだ。