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ごあいさつ

主宰 小山正見

私が俳句フォトを始めたのは、2010年の3月だった。
それは、カメラ付きのスマートフォンを買ったからである。
当時、大きな話題になったiPhone3Gである。

こんなものが使えると最初は半信半疑だったが、「フォト一句」というアプリを見つけ、すぐに俳句フォトに夢中になった。

40年近く続いた教員生活にピリオドを打った日の晩に詠んだ最初の作品である。


俳句フォトを始めると、生活の中で気がつくことが多くなった。

街の中にある自然の豊かさ。毎日の空の移り変わり。夕焼けの見事さ。
自然だけでなく、街の変化にも、自分自身の変化にさえ気づくようになった。
過ぎ去ったことは忘れてしまうが、写真ならば後から見直すこともできる。思わぬものが写っていることもある。

さらに、フォトがあることで俳句を容易に詠むことができることもわかった。
俳句フォトを続けて、生活が豊かになったこと、人生が豊かになったことを実感している。

 一人だけでするだけではもったいない。皆でこの喜びを分かち合いたい。
そんな気持ちから「みんなで楽しむ俳句フォト」を呼びかけたい。

俳句フォトの会(2024年4月設立予定) 主宰 小山正見

プロフィール

1948年神奈川県川崎市生まれ
俳人 俳句結社「梓」所属 現代俳句協会会員 日本学校俳句研究会代表 元江東区立八名川小学校長
感泣亭亭主  居宅「感泣亭」を拠点に様々な地域活動を実施

著書

  • 句集『大花野
  • 『発見、感動、創造、どの子もできる十分間俳句』
  • 『楽しい俳句の授業アイデア50』
  • 『俳句でみがこう言葉の力』など